Quadratic Funding
資金調達の最適化の一つ、集まる金額よりも、貢献者の数を重視する方法 具体例
プールに10,000ドルあり、
追加のラウンドで以下のような貢献者(出資者)が現れたとする
プロジェクトAは、5人の寄付者から1,000ドルの資金提供
プロジェクトBは、2人の寄付者から1,000ドルの資金提供
プロジェクトCは、20人の寄付者から1,000ドルの資金提供
この状態だと、どれも寄付額は同じ1000ドル
これをQuadratic fundingの仕組みを用いてシュミレーションすると、以下のようなものになる
https://gyazo.com/78849c0f8fe3617c575f00eceebbf6ca
プロジェクトA(画像ではGrant#1)は、1851.85ドルの追加を資金を受ける
プロジェクトB(画像ではGrant#2)は、740.74ドルの追加を資金を受ける
プロジェクトC(画像ではGrant#3)は、7407.41ドルの追加を資金を受ける
となり、”寄付者”が多ければ多いほど、追加の金額(マッチプールからの分配)が高くなっていることがわかります。
少額寄付のインセンティブ
このシステムにはさらに、少額寄付をするインセンティブが設定されている
プロジェクトCに対し、21人目の寄付者が現れた場合、以下のように寄付の影響力が設定される 1ドル寄付したとすると、その1ドルに26.97ドルがマッチングされるため、自分の寄付の持つ影響力が27倍にもなるとも言えます。
5ドル寄付したとすると、59.8ドルがマッチングされ、寄付額は12倍になります。
20ドル寄付したとすると、117.77ドルがマッチングされ、寄付額は6倍となります。